【ゴアテックスを長く使う】ゴアテックスの洗濯のタイミングは?

先のコラムではゴアテックスの洗濯によるメリット&デメリットを説明していきました。結果としてゴアテックスは洗濯した方が良いとは言いましたが、それではいつ洗濯をすればよいのでしょうか?

【ゴアテックスを洗う】ゴアテックスの洗濯によるメリット&デメリット

ゴアテックスを良い状態に保つためには

ゴアテックスを最良の状態に保つためには結局どうすればよいかと言えば、「定期的な洗濯」と「定期的な撥水性の回復」この2つが必要になります。

定期的な洗濯とは

シーズンに一回洗う、一か月に一回洗う、使用する度に洗うと洗う頻度と言ってもまちまちですね。服のように一日中身に着けているわけではなかったりするため、必ず使用する度に洗うこととは言い切れないと考えています。そこで、以下のタイミングを目安にしてみてください。

・縦走の山行などで長時間着用したとき
・蒸れていて汗をたくさんかいた状況で使用したとき・泥などが着いて汚れたとき
・野外料理等で油が付いてしまった時
・撥水性が落ちたと感じたとき

上記5つの項目の1つでも当てはまったとき、それが洗濯のタイミングです!

つまり毎回洗いなさいというよりは縦走等でハードに使った時やしっかりと雨に降られてしまい汗や雨でびっしょりになってしまった時など、レインウェアを思い切り使った時と考えてください。レインウェアは防寒目的にも使うと思いますので、そんな短時間での使用の時にはさすがに洗濯はしなくても大丈夫です。

定期的な撥水性の回復とは

定期的な洗濯をすることは間違いなくウェアを良い状態に保つために必要なことですが、前のコラムで説明したように洗濯することで少しずつながら本来持っている撥水性能が落ちていきます。これはある程度仕方ないものだと考えましょう。最も重要な部分である防水性能はゴアテックスのフィルムが損傷しない限り落ちません。この防水性を保護するような形でゴアテックスの上に生地が張り合わせてあり、その生地に撥水性を持たせています。撥水性は、ウェア内からの透湿性を確保したり、生地自体が重くなることを防いだり、冷たくなることを防いでくれます。いわば「快適性」を確保してくれているものが「撥水性」なのです。

この「撥水性」、防水性を守っているゴアテックスのフィルムとは違い、すぐに触れられることができる位置にあります。そのため撥水性を保つための条件が崩れてしまい、撥水性というものは防水性ほど維持ができません。洗濯や摩耗で少しずつ低下していってしまいます。しかしながら洗濯をしなければ、撥水性は低下したままで快適性が悪い状態になっていまうため、定期的な洗濯が必要になる。

そこで大切なのは、定期的な撥水性の回復ということです。

撥水性を回復させるには、

①市販の撥水スプレーを使う
②ニクワックスなどの撥水剤を用いて自分で処理する
③クリーニング店に依頼して撥水加工を行う

という3つがありました。しかしながら上記3つ、どれをもっても十分に撥水性を回復するというわけではなく、撥水性を少し向上させるという加工でありました。そこで、撥水加工をとことん追求して、買った時の新品の状態に撥水性を復活させる技術を施工するお店があるのです。
もしこれまでに行ってきた撥水加工がいまいちだと感じたらぜひ一度試してみてください。

撥水加工専門サービス「ドロップルーフ」

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