ゴアテックスの撥水スプレー・防水スプレー効果

レインウェアのように、撥水力があるウェアは日頃から丁寧にケアする必要があります。専用の撥水剤などを使ってメンテナンスすれば、愛用の一着がより長持ちします。今回は、アウトドアウェアに採用されることが多いゴアテックスについて、メンテナンスのやり方と必要性について紹介します。

ゴアテックスでも水がしみる!?

アウトドアの活動を心地よく続けるためには、適切なウエアを選ぶ必要があります。アウトドアギアに多く採用されるゴアテックスは、機能的にある特徴があります。ゴアテックスの撥水性は、ゴアテックスをサンドイッチ状に挟んでいるナイロン生地が担っているのです。ゴアテックスのウェアを着ると、雨に降られても水を弾くので濡れる心配がありませんが、それでも長年着用し続けていると水が染み込むケースがあります。その場合に多いのは、着ているうちに生地部分が擦れたりすることでゴアテックスが傷つき、その部分から濡れてしまう場合が殆どで、結果的にゴアテックスを着ていても水が染みてしまいます。しかし、ゴアテックス本体に直接的に傷が付かなければまだまだ使うことができます。そのためにも、ゴアテックスウエアは日常の手入れが大切になります。

ゴアテックスに撥水スプレー・防水スプレーはあり?

撥水力に不安が出てきたゴアテックスウエアでも、メンテナンスをすれば良い状態にキープすることが可能です。メンテナンスと聞いて撥水・防水スプレーをイメージする方もいらっしゃると思いますが、結論から言えば、市販のスプレーを使ったケアは多少は効果が見込めます。その場合、ウエアの透湿性能を妨げない性質のスプレーであることが必須。ただし、スプレーのみでのケアは一時的にゴアテックスウエアの撥水性を上げてくれますが、永続的なものではないことを心得ておきましょう。なお、自分で行うウエアのメンテナンスには、使用後に洗濯する方法によってウエアの寿命を保つことができます。ですが、洗濯する時はすすぎ方や乾燥方法など適切に処理する必要があります。脱水機は故障を招く場合があるため使用しないでください。

さらにゴアテックスを大切にするには

ゴアテックスウエアは、優れた性能を持つアウトドアギアです。防水スプレーなどを使う方法以外に、乾燥機を使用して行うケアや、アイロンをかけてケアする方法もあります。こうした方法なら自分自身でもメンテナンスすることが可能ですが、これらのやり方は抜本的に撥水性を回復させる方法とは言えず、現時点で残存している撥水性を多少回復する程度です。自分でケアする場合は撥水成分を十分に定着させることは困難で、どうしても耐久性が劣ります。アウトドアの厳しい環境にも耐えることができる定着を施すには、専用に開発された撥水加工でコーティングする方法が有効です。このサービスを利用する方法は、使い込んでいるウエアにも活用できるのでお勧めです。

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