山歩きに欠かせないギア(道具)の筆頭が、よい登山靴です。けっこう重いザックを背負い、長時間にわたって歩いたり、登ったり、下ったりをくり返すのですから、当然ですね。
愛着を持って接していきたい革靴
ましてや、雨の降るなかや水たまり、川辺を歩かなければならない場面も多々あるのが、この国の山。購入にあたって慎重になるのは、必然的といってもいいでしょう。
苦労して手に入れた、お気に入りの登山靴です。できるだけ長く活躍してほしいと願うのが人情というもの。ましてや、革製のものともなれば、愛着をもっている人は多いはずです。
ドロップルーフは革製品への適用も研究中
そこで登場するのが、スポーツショップなどで売られている油脂製の「レザー用トリートメント」のたぐい。革のもつ風合いや光沢、柔らかさを保ってくれるために、愛用している人も多いことでしょう。ただ、こういった油脂製のトリートメント、撥水性が長続きしないのが「玉にきず」なのではありませんか?
そこで考えていただきたいのが、雨期の登山など「ぜったいに撥水性を高めておきたい!」というときには、プロに任せてしまうこと。たとえば、「ドロップルーフ」では、フッ素樹脂を主成分とする高性能の撥水剤を、より効果的に塗布する方法の研究にも余念がありません(写真・ワークブーツの左側が撥水剤。右側が油脂)。まだまだ研究段階で、現状サービス開始をしたウェアほどの耐久性が確保できていないため引き続き研究中です。
革製の登山靴の能力を全開させるお手入れのTPO。ぜひ、一度ためしてみては?