間違えてはいけない撥水加工方法

せっかくウン万円で購入するゴアテックスなどのレインウェア。

注意して欲しい点があります。

撥水加工を間違えてはゴアテックスの性能を失ってしまいます。

 

撥水加工を行えば良いというわけではない!!

以前のコラムでゴアテックスなどの防水透湿性をもったレインウェアは、その生地が3層構造になっていることをお話しました。

ゴアテックスに撥水性を付加させるには…

撥水加工によっては、その最外層である表面生地に膜を作ってしまうような加工もあります。

撥水加工といっても、その手段は1つではありません。

素材の特性を見極めてより良い撥水加工を選定することも撥水技術の一つと言えるでしょう。

最近は車のウィンドガラスに撥水加工されていることが多くなりましたね。

では車のウィンドガラスに透湿性を持たせる加工が必要かと言えば、そうではありませんね。

ウィンドガラスであれば、ガラスにより密着させるように加工したほうがずっと簡単です。

同じような事が私たちの身の回りのモノにも言えて、透湿性が必要なウェア類には透湿性を確保する加工、透湿性が必要のない傘などは膜を作ってしまうような加工でも問題ありません。

アウトドアギアでも例えばタープなどは透湿性は必要ありませんよね。

加工対象物の目的に合わせた加工法を行うべきです。

ゴアテックスには適切な撥水加工が必要

撥水加工は専門性をもって行う必要があると私たちは考えます。

クリーニングに撥水加工を出したとしても、それがどういった物を使ってどのような方法で撥水加工をされるのか、心配になります。

良かれと思って自分で撥水加工を行った場合でも、適切な知識なく誤って透湿性を損なう撥水加工を行ってしまうと大変です。

まずその膜を取り除く必要があり、家庭ではまずできません。設備と労力が必要になってしまいます。

特に高価なウェアについては、しっかりと撥水後検証を行ってから撥水加工を行いたいものです。

撥水加工専門サービス「ドロップルーフ」

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