アウトドア用ハット(帽子)の撥水・防水について

アウトドア用ハット(帽子)の撥水・防水について

カメラを構える女性

登山やトレッキングなどのアウトドアでは、ハット(帽子)が大活躍することをご存知ですか?ハット(帽子)は熱中症の予防だけでなく、紫外線やほこり、泥などから顔や頭を守ってくれます。そして撥水・防水加工されたハット(帽子)は、雨天時に優れた雨除けとなってくれます。

 

アウトドア用ハット(帽子)の撥水・防水加工について

まず撥水と防水の違いをおさらいしておきましょう。「撥水」とは、水や油をはじき空気や熱を通す加工のことです。蒸れにくい半面、長く濡れていると水が内側に染みてきます。一方「防水」は水も油も通しません。雨風を完全に防げますが、内側が蒸れやすくなります。この「蒸れ」は不快感の原因になるだけでなく、低体温症の原因となってしまいます。有名なゴアテックスは水を通さず水蒸気だけを通すことで蒸れを防いでいます。

アウトドア用ハット(帽子)を選ぶ際にポイントとなるのは、この撥水・防水加工がされているかどうかです。一般にゴアテックス加工と表記されていれば、雨露を十分にしのぐことができます。さらに、つばが前方にしかついていない「キャップ」ではなく、全周に広がっている「ハット」のほうが有用です。

 

登山に撥水・防水性のあるハット(帽子)が必要な理由

街の中で雨が降れば、たいていの場合「傘」をさしますよね。しかし傘は片手をふさぎ、視界(特に上方)を大きくさえぎります。ただでさえ足元がぬかるみ視界の悪くなる雨天時の登山では、転倒・転落・遭難の可能性が高まってしまいます。さらに登山では山の稜線に出ると風が強くなり、そういった状況下では傘は無力です。アウトドアで傘をささずに雨を防ぐために、撥水・防水性のあるハット(帽子)が必要な理由がおわかりいただけるでしょう。

小雨、霧雨程度ならレインウェアのフードをかぶらなくても、ハット(帽子)だけで頭と顔を十分守ってくれます。また雨が強い場合も、フードと組み合わせることで顔に直接雨が当たるのを避けることができます。特に眼鏡をかけている方は、レンズが濡れて前が見えなくなる危険が軽減されます。

 

ハット(帽子)の使用頻度や汚れで撥水・防水性は失われていく

最後に普段のお手入れについて重要なポイントをお話しします。ゴアテックスなどの透湿防水素材は、表面に強力な撥水加工が施されることでその効果が最大限に発揮できます。そして撥水性能は使用頻度や汚れで徐々に劣化していきます。撥水性能が低下すると、生地の表面が水の膜で覆われて内部がどんどん蒸れてしまうのです。

これを防ぐのが、防水スプレーです。防水スプレーにはいくつかの種類があるので、ハット(帽子)の説明書を参考にしてください。撥水性能を維持する秘訣は、防水スプレーよりさらに強力な撥水加工を施すことです。定期的に撥水加工を行うことで、撥水性能が維持され、また生地の痛みも軽減されます。そしてアウトドアで使用した後は、まず汚れをしっかり落とし、濡れている場合は十分乾くのを待ってから保管しましょう。

ひとつあれば何通りもの効果を発揮するアウトドア用ハット(帽子)、登山にはかかせませんね。

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UPDATE2016.02.20
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