ゴアテックスの靴は、水分に強く通気性にも優れています。
しかし、防水スプレーの使用やメンテナンスは必要です。
また、ゴアテックスの靴を履いていても、運動量によっては自分の汗で靴の中が蒸れる場合もあります。
カビや臭い防止の為にも、時にはしっかりと洗いましょう。
ゴアテックスの靴(登山靴)のお手入れの必要性
ゴアテックスの靴は通気性に大変優れていますが、使用中に運動量が増加して汗を多量にかくと靴の中が濡れたようになる場合もあります。
また、沢山汗をかいた後には、しっかりとメンテナンスを行い保管する必要があります。
メンテナンスを行わなかった場合は汚れや汗が付着したままとなり、カビや悪臭、ソールはがれなどの原因となってしまいます。
また、汚れが付着したままでは、防水スプレーを使用しても効果が発揮されません。
さらに、登山の際の安全を確保してくれる安全靴としての役割も損なわれ、危険な目にあう原因にもなります。
しっかりとメンテナンスを行った靴であれば、足の疲労も軽減してくますし、安全に登山を楽しむ事ができます。
ゴアテックスの靴のお手入れ・メンテナンス方法
ゴアテックスの靴のメンテナンス方法は、まず靴ひもをすべてはずして中敷きを取り出します。
中敷きの汚れがひどい場合は、洗剤とブラシで洗います。
靴の内部が皮の場合は、汚れを拭き取って落とします。
また、ナイロンの場合はブラシでかき出して掃除します。靴正面のアッパー部分はブラシで汚れを落とし、汚れがひどい場合は洗剤を使用します。
靴底は水で流し、歯ブラシやマイナスドライバーで土や石を取り除きます。
直射日光をさけて、風通しの良い場所で2、3日陰干しを行います。撥水・防水スプレーは、汚れをしっかりと取り除き、乾燥させた状態で必ず行いましょう。
皮部分は乾燥している状態でまずクリームを塗り、撥水・防水スプレーを塗布し、再度乾燥させます。
布部分は乾燥している状態で撥水・防水スプレーを塗布し、再度乾燥させます。
ゴアテックスの靴を長く愛用するためのお手入れ
ゴアテックスの靴を長く使用する為には、使用後に必ずメンテナンスをしてから保管します。
メンテナンスでは、まず汚れを落とし、陰干しでよく乾燥させ、防水スプレーを塗布して乾燥させてから保管します。また、3年から5年使用した靴はソールの貼り替えを行いましょう。
特に湿気が大敵となるので風通しの良い場所で湿気がこもらないように注意しましょう。
靴のブランドによっては、アウトソールと呼ばれる靴底だけでなく、ミッドソールなども交換可能です。靴を長期間使用していない場合には、使用前に金具が取れかけていないかどうかや錆なども点検します。
また、靴ひもの擦り切れやソール部分のひびわれなども点検しましょう。また、ソールのすり減りはスリップの原因にもなるので、すり減りが目立つ場合は貼り替えを検討しましょう。